2011年9月2日金曜日

私のお気に入り9


催眠や相談でいらっしゃる方の中には、結構自分の存在や思考のあいまいさに悩まれて、「私は人として欠けているのではないか?」と結論付ける人もいらっしゃいます。そして、「だけどそんな風に結論付ける必要があるのか?ただ、そういうあいまいな存在と決めつけているから、人との関わりや受け入れを拒絶しているのでは?それは相手の存在を認めていないことではないか?相手や世界の存在を認めないから、「自分」があいまいなのではないか?」と、また悩まれます。
そんなわけで、私が相談者へのアプローチに困窮することもあります。人間の存在確認は、一人ではやりにくいと思う一瞬です。

ところで、いつもお仕事をさせていただく喫茶店『一楽章』で相談者とのお話が終わると、カウンター席で物静かに本を読んでいらっしゃる上記写真の八木さんとお話をすることがあります。以前お気に入り8でも書いたように、この人は哲学の先生なのです。哲学を学んだことがない私にも理解できるように、さりげなく話の中で重要なアドバイスをしてくれます。
八木さんは著書「歓待」の精神史を講談社から発刊しております。お勧めです。ぜひご一読ください。小説じゃないのに読み進めるのが楽しいと思った1冊です。
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%AD%93%E5%BE%85%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E5%8F%B2-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E9%81%B8%E6%9B%B8%E3%83%A1%E3%83%81%E3%82%A8-%E5%85%AB%E6%9C%A8-%E8%8C%82%E6%A8%B9/dp/4062584034

1 件のコメント:

  1. 過分な評価、ありがとうございます。哲学というと、難しいと思われることが多いのですが、本来はきわめて日常的、あたりまえのことを感じることだと思っています。
    そのことを伝えるためにも、読みやすい文章をと心がけているので、読みやすいといっていただけるのは、本当に嬉しいかぎりです。
    また、いろいろお話できるのを楽しみにしていますね。

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